- 先行作業と後続作業が順序に依存している場合、先行作業が早く終わってもそれが伝播することはなく、遅れは伝播する。
- さらに、各作業でのトラブルに起因する作業時間の変動が加わると、個々の工程の遅れが増幅され、全体の作業の仕組に混乱をもたらす。
- このような工程の作業スケジュール作成がTOC開発の起点である。
- 分業制での業務では、リソースがアンバランスになっていることが多い。これまでの作業スケジュール立案は、各工程の稼働率を100%に近づけることを目指し、工程間のリソースのアンバランスを改善することを目指していた。しかしこれは各工程のリソースの余裕をなくし、各工程がボトルネックとなることを意味する。余裕がないので、50%の確率でスケジュールに遅れがでて、仕事が大幅に遅れることとなる。
- TOCでは、工程を「遅れを伝播させる工程」と「早く進んだ状態を伝播させる工程」に分類し、「遅れ」「進み」を共に伝播させる仕組を作ることで、全体の管理を最適化できると考える。
- 複数業務を同時に進行させると、各工程の負荷は常に変動し、ボトルネック工程があちこちで出現する。
- このような状況では、仕事の遅れを避けるために、優先度がさほど高くない仕事まで「前倒し」で勧めることになり、各工程の負荷は更に高まる。結果としてボトルネックが生じることとなる。
「前倒し」「リソースの適切な管理・配分」
会社の業務でよく聞く言葉である。複数プロジェクトで現場の業務に関わる者とそうでない者では、リソース配分や工程管理の考え方は合致しづらい。
大体、ある仕事を「前倒し」すれば、別のある仕事が「先送り」になることぐらい、ちょっと考えれば分かりそうなものだけど。
それにしても「遅れを伝播させる工程」「進みを伝播させる工程」とはどんなものなのだろうか?
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