臨床検査(血液を採取していろいろな成分を測定する)においてちょっとした作業ミスがあり、結果としてデータ全体の信頼性を脅かしかねない事態になったというもの。
このミスは「その道の」人にはありえない内容とのことなのだが、作業担当はどうも「その道の」人ではなかったようである。しかし、業務手順は「その道の」人向けに構成していたため、事前の教育プログラムも「その道の」人向けになってしまい、「ありえない」内容を「ありえない」ものとして伝達できなかったようである。
ともすると、業務の教育プログラムはおざなりに扱うことが多く、とにかく定型的にプログラムを実行すること自身が目的とされてしまいがちである。前述の問題も、業務を「その道の」人だけで遂行する状況下では起こり得なかったのかもしれない。しかし、企業・組織経営として「その道の」人以外のリソースを活用せざるを得ない事態は起こりえる訳で、そのような状況変化に応じて教育プログラムを随時修正することが重要である。あるいは、そもそも業務は「その道の」人だけでは遂行できないことを前提とした業務手順や教育プログラムを構成することも考慮の余地があるのかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿