2009年4月18日土曜日

「見守る」ことのできない人々

人はどうやって育つのか。

自分自身について思い返すと、急所では親に叱られて分かったこともあったが、大半は家の外、つまり学校や仲間との付き合いの中で気付いたことの方が多かったように思う。

会社に入ってからも、急所では先輩に教わることもあったが、大半は自分で考え悩んだ末の行動が今の仕事の基本になっている。

しかし、最近、

  • 急所で後輩・部下に助言せず、長期的に見てどうでもよい所で、調べればすぐに分かることを訊かれもしないのにアドバイスする
  • 後輩・部下が悩むのを見守ることができず、つい「俺が俺が」と助言する。
といった先輩・上司の姿を見かけるケースが増えている。本来は

  • 助言すべき「急所」はどこか?
  • 後輩・部下をどこまで見守るか?
の判断こそが先輩・上司の腕の見せ所だと思うのだが、アドバイスすることが常によしとの考えらしい。

この話、プロ野球のコーチと選手の関係でも語られることが多い。イチローの事例を見れば、「教えたがり・自分の経験押し付け」コーチがいかに問題なのかがよく分かる。人材育成とは「人を育てる」というより「人が育つのを手助けする」ことではないのだろうか。

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