2007年8月20日月曜日

Tarone検定の第1種の過誤率:続き

Rでのシミュレーションにより、Tarone検定のサイズ(第1種の過誤率)をモンテカルロシミュレーションで推定した結果、名義上の値(有意水準、片側検定で2.5%)をやや上回る値を示すことが示唆されたのは説明済みである。

そこで、環境を変え、会社のSASを使用して同様のシミュレーション計画により第1種の過誤率を推定した結果、やはり名義上の値をやや上回る結果が示唆された。

気になるのは、その「上回り具合」が

  • Rの場合:2.5%→5.5%
  • SASの場合:2.5%→3.5%

と微妙に異なるところである。(指数分布)乱数の発生アルゴリズムが異なっている等の差異があるので、この微妙な違いの原因について定かなことは分からない。

現時点で言えることは

  • Tarone検定は(打切りの影響にもよるだろうが)元々第1種の過誤率を正しく制御できない可能性がある。
  • シミュレーションだけでは、上記事項の「可能性(リスク)」の示唆どまりであって、数学的な評価(第1種の過誤率についてきれいな不等式が証明できればベスト)をするのが望ましい。既存の研究成果も調査が必要。

といった所であろう。

研究の主題からどんどん外れていく…。

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