なぜこのような仕組を導入した(せざるを得なかった?)のか,何か考えがあってのことなのか興味深い.
私が元いた「コテコテの」内資系企業では,入社後「教育担当」なる先輩社員が割り当てられ,OJTを進めていく仕組(国内企業はどこでもそう?)だった.ところが私の場合,この「先輩社員」がかなり個性的,というか,今にして思えば「何で教育担当?」という感じの方で,結局別の切れ者の先輩社員が実質的に「教育担当」となっていったという経験がある.
この「2代目教育担当」の方との付き合いは,その後私が会社を辞めるまで続くこととなる.青臭い言い方だが,色々かわいがってもらい,仕事のイロハを教えてもらったと掛け値なしに思っていて,本当に頭が上がらない.一杯酒も飲んだものである.
今でも覚えているが,初めての(少なくとも当時の私にとっては)「大仕事」を前にして,この「2代目」が「何かあったら俺が腹切ってやるよ」と言ってくれた.そう言われるとこちらも下手なことはできない.何とか無事にその「大仕事」をこなすことができた.今思えば,「大仕事」とは言っても,何かそこでエラーが出ても「腹を切る」ことなんてあり得ないのだけど.でも,当時(確か入社2年目)の私には妙に心強かった.
翻って今勤める会社の「メンター」制度.外資系なのでなかなか周りに相談しづらく(周りがピンキリなので),このような制度を作ってでも相談相手を割り当ててあげないといけないというのも分かる.しかし,仕事できつい場面を共に潜り抜けたりした経験もない相談相手が「メンター」たり得るのだろうか?
「よきメンターを見つける」
いわゆる仕事術系のテキストに時折見かけるアドバイスである.しかし「よきメンター」とはそもそも何なのか?私の考えは
- 自分の仕事の考え方の軸になり得る人,したがってメンター自身も考え方の軸を持っている
- 言葉に説得力=根拠,覚悟がある
ではないかと思う.今の会社にとっての「よきメンター」がどうかは知らないが,「単なる相談者」だと2.は不要なのかも.
若くして転職した人達はかわいそうだなぁ,とふと思った.
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